CO2回収・再利用に力点=温暖化対策の長期戦略案-政府

政治・外交

政府は24日までに、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の目標達成に向け、温室効果ガス排出量を大幅削減するための長期戦略案をまとめた。先端技術を駆使して二酸化炭素(CO2)を積極的に回収、再利用することなどが柱。意見公募を経た後、6月に大阪市で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議までに正式決定する。

政府は、2050年までに温室効果ガスを80%削減するとした従来目標を維持。CO2の排出削減だけでは達成がおぼつかないため新技術に力を入れるが、コスト面などで不確定要素も多い。

戦略案では今世紀後半のできるだけ早期に化石燃料に依存しない「脱炭素」社会を実現すると明記し、「CO2を資源として捉える」と強調。建設資材や燃料などに再利用する技術(CCU)や、CO2を地中や海底などに閉じ込める回収・貯留技術(CCS)の開発を進めるとした。

具体的には化学プラントなどから出るCO2でメタンやメタノールを製造するほか、藻類などの植物に吸収させてバイオ燃料を生産し、23年までに商用化技術を確立すると明記。CCSは、30年までに貯留に適した土地の調査などを行うとした。

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