Jパワー・宇部興産、山口の石炭火力計画を縮小=大ガスは撤退

経済・ビジネス

電源開発(Jパワー)は24日、山口県宇部市で大阪ガスと宇部興産の3社で建設を目指す石炭火力発電所計画を縮小すると発表した。二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭火力への風当たりが国際的に強まっているためで、大ガスはこの事業から撤退する。

計画していた発電所は合計出力120万キロワットで、2026年の稼働を目指していた。運営会社の「山口宇部パワー」には、Jパワーと大ガスが45%ずつ出資。発電した電気は出資比率に応じて各社が引き取る計画だった。

大ガスの本荘武宏社長は24日の記者会見で、事業撤退について「30年以降の(環境)規制動向のリスクなどを判断した」と述べ、採算性への懸念を理由に挙げた。

Jパワーと宇部興産は今後、出力規模を60万キロワットへ半減するほか、温室効果ガスのCO2排出量が少ない最新タイプの設備に変更するなど計画の見直しを検討。環境影響評価を改めて行い、20年代後半の稼働を目指す方針だ。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 環境・リサイクル 日本 中国 山口県