政府、皇位継承へ万全期す=200年ぶり退位迫る

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天皇陛下が退位される30日から、皇太子さまが新天皇に即位する5月1日にかけて、政府は三つの儀式を憲法に基づく国事行為として実施する。政府は両日とも儀式直前に閣議を開き、天皇陛下と新天皇のお言葉を決定する。一連の段取りを最終確認し、つつがなく挙行されるよう万全を期す。

天皇退位は江戸時代後期、1817年の光格天皇以来約200年ぶり。

最初の儀式は、憲政史上初めてとなる退位儀式「退位礼正殿の儀」。4月30日午後5時から皇居・宮殿の松の間で行われる。首相が国民代表の辞として30年余りの在位に謝意を示し、陛下が最後のお言葉を述べられる。1989年1月から始まった平成は30日をもって幕を閉じる。

政府は26日、退位礼正殿の儀に森喜朗元首相、高村正彦元外相、川口順子元外相も参列すると発表した。3人は陛下の過去の外国訪問の際に首席随員を務めた。

皇太子さまが5月1日午前0時に即位し、元号が令和に改まった同日午前10時半からは、「剣璽等承継の儀」が実施される。皇位の証しとされる剣や勾玉(まがたま)などを新天皇が受け継ぐ。

最後に午前11時10分から、即位した新天皇が三権の長ら国民代表に初めてお言葉を述べられる「即位後朝見の儀」が行われる。

政府は一連の儀式の準備に向け、昨年10月以降、首相をトップとする式典委員会を計4回開いた。皇室の伝統と憲法の整合性の両立に配慮し、儀式の詳細を慎重に詰めた。今月19日の閣議で退位礼正殿の儀を国事行為として行うことを正式に決定。即位儀式については代替わり後の5月1日の閣議で国事行為とすることを決める。

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