参院選へ250人超名乗り=野党、1人区21で競合-自公、選挙区擁立終える

政治・外交

安倍晋三首相の自民党総裁3選後、初の大型国政選挙となる第25回参院選が今夏に行われる。時事通信の調べでは、256人が出馬を準備。自民、公明両党は選挙区での擁立作業を終えた。対する主要野党は全国に32ある改選数1の1人区のうち、21選挙区で競合。候補者調整について5月中の決着を目指す。

参院選日程は、国会会期の延長がなければ、「7月4日公示、同21日投開票」が有力。立候補予定者の内訳は、改選数74の選挙区に172人、同50の比例代表に84人。野党の擁立作業が遅れており、3年前の同時期と比べ、約40人少ない。

自民は獲得議席目標について、非改選と合わせて与党過半数となる53議席を掲げる。これに関し、公明は「低過ぎる」(幹部)として、与党で改選過半数の63議席を主張する。

首相が目指す憲法改正に向け、与党と改憲に前向きな日本維新の会、希望の党などの改憲勢力が、国会発議に必要な議席を維持できるかも焦点だ。参院選後の定数は245で、3分の2に当たる164議席をクリアするには88議席程度が必要となり、ハードルは高い。

自民は、全45選挙区に49人の公認を内定。改選数2以上の複数区では、北海道、千葉、東京のほか、21年ぶりに広島で2人を擁立した。比例は31人を決定した。

公明は、東京と大阪を除く五つの複数区で、競合する自民の推薦を得た。選挙区7人、比例6人の計13人の全員当選が執行部の責務だ。

主要野党の候補者がいない空白区は宮崎選挙区だけ。立憲民主党と国民民主党が競合する1人区はなく、既に選挙区で37人の公認を内定している共産党との一本化が課題となる。国民と自由党の合流も今後の候補者調整の行方に影響しそうだ。

維新は、選挙区3人、比例8人の公認を内定。大阪府知事・市長ダブル選と衆院大阪12区補選での3連勝を追い風に、複数区での積極擁立を狙う。社民党の又市征治党首は比例への不出馬を表明したが、選挙区に出馬するかどうか明言を控えている。同じく改選を迎える松沢成文希望代表も態度を明らかにしていない。

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