「AI人材」育成強化=アカデミーや講座開設-日立、NEC

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人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)の知識を持つ技術者不足が予想される中、電機大手が人材育成に動きだした。日立製作所は4月、新会社「日立アカデミー」を設立、NECは社会人や大学生向けの講座を開設した。

欧米や中国に比べ日本ではAI人材育成が大幅に遅れ、経済産業省は、先端的なITを担う人材が2030年に55万人不足すると推計。革新的な技術や産業を創出するため政府は大学などでの教育強化に取り組む一方、即戦力を求める企業も独自に人材育成を急ぐ。

日立アカデミーは、日立グループの三つの研修会社を統合して4月1日に設立。情報・通信部門で行っていたデジタル教育をベースに、日立の新入社員向けにAIの最新動向などを教える。IT関連部門以外の社員にも「学び直し」の場を提供する。日立アカデミーの迫田雷蔵社長は「さらなる成長に向け、人材育成に力を注ぐ」と話す。

NECの講座は、AI人材として独立を目指す1年間の「入学コース」と基本知識を学ぶ「オープンコース」を設けた。入学コースでは、NECの実際のプロジェクトにも参加できる。

日立製作所が4月に設立した、デジタル人材の育成を担う新会社「日立アカデミー」=4月17日、東京都台東区日立製作所が4月に設立した、デジタル人材の育成を担う新会社「日立アカデミー」=4月17日、東京都台東区

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