「平成」にゆかり、惜しむ声=各地で記念撮影、スタンプも-皇位継承

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皇居には雨の中多くの人が集まり、スマートフォンで退位の儀式の中継を見守った。千葉県旭市の農業加瀬優子さん(61)は「天皇、皇后両陛下への感謝で日本が一つになった気がする」と両手を合わせた。宇都宮市の中学2年中山仁衣菜さん(13)は「平成に生まれて楽しかった」と話し、元号が変わる5月1日からは「一昔前の人間になっちゃう」と笑った。

熊本市中央区のJR豊肥線「平成駅」では、平成最後の日付と駅名が印字された入場券を購入したり、駅の看板前で記念撮影したりする人の姿が見られた。

40代の娘夫婦と訪れた北九州市の迫サダエさん(69)は「良いことも悪いこともあった時代。寂しい感じがする」と惜しみ、「ありがとう平成」と刻まれた記念スタンプを台紙に押した。

東京都西東京市の会社員森田洋介さん(35)は、JR鶴見線「昭和駅」(川崎市)から電車を乗り継いで来た。「最後の日をどう過ごすかずっと考えていた。思い出に残るので本当に来て良かった」と笑顔を見せた。

昭和からの改元時に一躍注目を浴びた岐阜県関市の平成(へなり)地区。最寄りの道の駅では、30年前に販売していた「平成」の文字が入ったテレホンカード100枚が売り出され、長蛇の列ができた。愛知県小牧市の会社員近藤竜之介さん(23)は、当初売り切れと言われたお目当てのグッズに在庫が見つかり、無事入手。「令和元年もラッキーが続いてほしい」と喜んだ。

一方で、予定されていた平成最後の日の入りと令和最初の日の出を見るイベントは悪天候で中止に。企画担当者は「大変残念だ」と肩を落とした。

皇居前広場を訪れた人たち=30日午後、東京都千代田区皇居前広場を訪れた人たち=30日午後、東京都千代田区

平成最後の日にJR豊肥線「平成駅」で記念撮影する親子=30日、熊本市中央区平成最後の日にJR豊肥線「平成駅」で記念撮影する親子=30日、熊本市中央区

平成最後の日に、多くの観光客で混雑する「道の駅平成」=30日午後、岐阜県関市平成最後の日に、多くの観光客で混雑する「道の駅平成」=30日午後、岐阜県関市

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