中国はアジア開銀融資卒業を=麻生財務相、新興国向け「サラ金と同じ」

政治・外交

【ナンディ(フィジー)時事】麻生太郎財務相は2日、フィジーの観光都市ナンディで、中国の劉昆財政相と会談した。麻生氏は同国がアジア開発銀行(ADB)から融資を受けつつ、一部新興国に過剰に貸し付け、その返済が困難になっていることを問題視。ADB融資からの「卒業」を劉氏に求めた。会談後の記者会見では「サラ金(消費者金融)の多重債務と同じことが国でも起きるということだ」と指摘した。

両氏の会談は、昨年8月の日中財務対話以来およそ8カ月ぶり。2日に開幕したADBの年次総会に合わせて行った。

麻生氏は会見で、途上国としてADBの融資を受けながら、国際的な融資を拡大する中国の姿勢を「調子の良いことは駄目だ」と批判。その上で「(ADB融資から)卒業しなければならない」と語り、劉氏に同融資に頼らないよう求めた。

中国の劉昆財政相(左から2人目)と会談する麻生太郎財務相(右から2人目)=2日、フィジー・ナンディ中国の劉昆財政相(左から2人目)と会談する麻生太郎財務相(右から2人目)=2日、フィジー・ナンディ

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