千代田化工、1800億円調達=三菱商事、支援へCEO派遣

経済・ビジネス

経営再建中の千代田化工建設は9日、筆頭株主の三菱商事と三菱UFJ銀行から計1800億円規模の金融支援を受けると発表した。同日発表の2019年3月期連結決算は、米国での液化天然ガス(LNG)プラント工事の人件費増大などで純損益が2149億円の赤字となり、3月末時点で591億円の債務超過に陥った。三菱商事を中心とした支援で財務基盤を立て直す。

リスク管理強化に向け、三菱商事は6月に大河一司常勤顧問(62)を会長兼最高経営責任者(CEO)として送り込み、三菱UFJ銀行も最高財務責任者(CFO)を派遣。三菱商事出身の山東理二社長(61)は続投し、長坂勝雄会長(65)は相談役に退く。

山東社長は「大きな損失を出したことを深く反省し、再生の岩盤づくりを進める」と述べた。

金融支援では、三菱商事が7月に議決権のない優先株で700億円を出資するほか、900億円を長期融資。三菱UFJ銀も200億円を融資する。三菱商事が優先株を普通株に転換した場合、出資比率は現在の3割超から8割に膨らむが、当面は転換しない方針だ。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 決算・業績予想 資金運用・調達・新規上場 日本