大和ハウス・樋口氏がCEO辞任へ=18年ぶり代表権返上、引責は否定

経済・ビジネス 社会

大和ハウス工業は13日、樋口武男会長(81)が18年ぶりに代表権を返上し、最高経営責任者(CEO)職も辞任すると発表した。芳井敬一社長兼最高執行責任者(60)がCEOを兼務する。6月25日付。

樋口氏は2001年4月に社長に就任。04年4月から代表権のある会長を務めてきた。今後は経営の一線から退き、取締役会長として後進の育成などに当たる。

樋口氏は、大和ハウス創業者の故石橋信夫氏の薫陶を受け経営のかじ取りを担ってきた実力者。マンション分譲のコスモスイニシア買収などの多角化や国際化を推進し、同社を売上高4兆円規模の住宅業界トップ企業に押し上げた。業界団体の住宅生産団体連合会の会長や大阪商工会議所の副会頭など業界団体の要職を歴任するなど、関西経済界の顔としても知られる。

同社は今年4月、戸建てや賃貸共同住宅で防火安全性などが不十分な恐れがある物件が見つかったと発表。中国の関連会社での資金流用も発覚したが、13日に記者会見した芳井社長は樋口氏のCEO辞任について「次期中期経営計画のための経営陣刷新が狙いで、引責ではない」と述べた。樋口氏の高齢も辞任の一因という。

樋口武男 大和ハウス工業会長樋口武男 大和ハウス工業会長

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 経営一般 人事 日本