スルガ銀、新生銀が支援へ=出資受け入れ、15日にも発表
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投資用不動産の不正融資問題で経営難に陥ったスルガ銀行が、新生銀行に支援を仰ぐ方針を固めたことが13日、分かった。早ければ15日に資本面を含めた包括提携を発表する見通し。新生銀からの広範な支援により、不正融資で失墜した信頼の回復を急ぐ。
スルガ銀をめぐっては、既に同行株を5%弱取得した家電量販店のノジマも支援を申し出ている。これらを含め、スルガ銀は6月下旬の定時株主総会までに具体的な再建スキームを固めたい考えで、不正融資問題に端を発するスルガ銀の再建問題が大きく進展することになる。
スルガ銀は15日、2019年3月期決算を発表するほか、不正融資に関する全件調査の結果も公表する。ただ、失った信用を取り戻すには、他の金融機関などからの支援が不可欠と判断した。新生銀とは住宅ローンなど個人向け事業で幅広く連携し、出資も受け入れる。
新生銀は消費者金融など個人向け事業を強化している。このため、都市部を中心に独自の個人顧客の基盤を持つスルガ銀との連携は相乗効果があると判断した。
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