仁徳天皇陵、世界遺産へ=百舌鳥・古市古墳群、6~7月決定-ユネスコ諮問機関勧告

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文化庁は14日、仁徳天皇陵を含む「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が世界文化遺産に登録するよう勧告したと発表した。6~7月にアゼルバイジャンのバクーで開催されるユネスコの世界遺産委員会で、勧告通りに登録が決定される見通し。

登録されれば、国内の文化遺産は昨年の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本両県)に続いて19件目。自然遺産を含む国内の世界遺産は23件となる。

百舌鳥・古市古墳群は、百舌鳥エリア(堺市)と古市エリア(大阪府羽曳野、藤井寺両市)にある4世紀後半から5世紀後半にかけて築造された49基の古墳で構成。墳丘の全長が486メートルで日本最大の前方後円墳である仁徳天皇陵古墳(大山古墳)をはじめ、さまざまな大きさや形状の古墳が含まれる。

イコモスは「49基の構成資産は古墳時代の埋葬の伝統と社会構造を証明しており、顕著な普遍的価値がある」などと評価。周辺の開発計画が生じた場合に遺産保護の対応をすることなども勧告した。

文化庁文化資源活用課の小林万里子課長は14日未明の記者会見で、「われわれの主張する完全性も含めて認めていただいた」と強調した。

仁徳天皇陵古墳(大山古墳、手前)などがある百舌鳥古墳群=2018年1月、大阪府内(時事通信ヘリより)仁徳天皇陵古墳(大山古墳、手前)などがある百舌鳥古墳群=2018年1月、大阪府内(時事通信ヘリより)

大阪府の羽曳野市と藤井寺市にまたがる古市古墳群=2018年1月(時事通信ヘリより)大阪府の羽曳野市と藤井寺市にまたがる古市古墳群=2018年1月(時事通信ヘリより)

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