キャリア育成など4分類=高校普通科改革で提言-教育再生会議

政治・外交

政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫前早稲田大総長)は17日、高校改革に関する提言をまとめ、安倍晋三首相に提出した。生徒の約7割が在籍し、教育内容が画一的と指摘されている「普通科」の見直しが柱。将来のキャリアを設計する能力の育成やグローバル人材養成など、学校の教育方針に応じて四つに細分化する案を示した。

首相は「令和に込められた願いである、一人ひとりがあすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせられる日本となるよう、提言で示された方策に基づき、教育再生を着実に実行していく」と述べた。

提言は、現在の高校教育が「生徒の個性や社会の人材需要に基づいた学校の特色を発揮しきれていない」と強調。全ての高校に対し、教育理念の明確化と、理念に沿った生徒の受け入れ、教育課程の編成、修了認定に関する方針づくりを義務付けるよう求めた。

その上で普通科については、教育の方向性に応じた「分類の枠組み」を国が設け、各校がどのタイプの普通科とするか選ぶ仕組みを導入。(1)自身のキャリアをデザインする力の育成(2)グローバルに活躍するリーダーの素養の育成(3)科学技術分野でのイノベーターとしての素養の育成(4)地域課題の解決などを通じた探求的な学び-の観点で分類する案を示した。

教育再生実行会議の鎌田薫座長(左)から提言書を受け取る安倍晋三首相=17日午後、首相官邸教育再生実行会議の鎌田薫座長(左)から提言書を受け取る安倍晋三首相=17日午後、首相官邸

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