赤ちゃんポスト、18年度は7人=12年間で計144人-熊本市

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熊本市は27日、親が育てられない乳幼児を匿名で預かる慈恵病院(同市)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に、2018年度は7人が預けられたと発表した。07年の設置以来、最少は16年度の5人。預けられた子は12年間で144人となった。

市によると、7人は男児4人、女児3人。生後1カ月未満の新生児が5人で、1年未満の乳児が2人だった。このうち医療関係者の助けがない自宅での「孤立出産」は4人。6人は親の居住地が判明し、九州(熊本を除く)、中国地方が1人ずつ、近畿、中部地方がそれぞれ2人だった。

預け入れの理由(複数回答)は「生活困窮」(3人)、「育児不安・負担感」(2人)など。「行政機関に相談したくない」との回答もあった。市の担当者は「身近な自治体だと相談しにくい人もいる」と指摘した。

大西一史市長は「相談体制の強化、社会制度の構築に向けて、引き続き国へ働き掛けていく」とのコメントを発表。市は17年7月、相談窓口の整備や、妊婦が匿名のまま病院で出産できる内密出産制度の法整備検討を国に要望している。

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