貿易交渉「8月決着」=トランプ氏表明、日本側は否定-日米首脳会談

政治・外交

安倍晋三首相は27日、東京・元赤坂の迎賓館で、トランプ米大統領と昼食を含めて約2時間40分会談した後、共同記者会見を行った。懸案の日米貿易協定交渉について、トランプ氏は参院選後の8月決着に意欲を表明した一方、日本側は否定した。両首脳は北朝鮮の非核化や日本人拉致問題の進展に向けて緊密に連携することを確認した。

日米貿易交渉をめぐり、トランプ氏は会談の冒頭で「8月に発表ができると思う」と述べた。会見では「全ての障壁を取り除くことが目標だ」と強調。焦点の農産物について、日本政府は環太平洋連携協定(TPP)と同水準の関税撤廃・引き下げが限度との立場だが、トランプ氏は「われわれはTPP水準に縛られていない」と言明した。

これに対し、首相は共同会見で「日米の信頼関係に基づき、議論を加速させる」と述べる一方、「8月決着」に関する質問には回答を避けた。西村康稔官房副長官は記者団に、首脳間で一致していないと説明。政府関係者も「絶対に無理だ」と否定した。

共同記者会見するトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=27日、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)共同記者会見するトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=27日、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)

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