改正フロン排出抑制法が成立=温暖化防止へ回収徹底

政治・外交

温室効果が極めて高いフロン類の適切な回収処理を促す改正フロン排出抑制法が、29日の参院本会議で全会一致で可決、成立した。業務用の冷蔵庫や空調機器の廃棄時に冷媒の代替フロンなどが空気中に放出されないよう、ビル所有者らへの罰則を強化する。公布後1年以内に施行する。

機器を廃棄する際にフロン類を適切に回収しないビル所有者らへの罰則は、都道府県の勧告や命令に従わず、違反行為を重ねていた場合に限り適用していた。改正法は、違反を一度でも確認すれば、段階を踏まずに50万円以下の罰金を科す。建物の解体工事の情報を都道府県のリサイクル担当が把握し、立ち入り検査できる規定も設けた。

環境省などによると現在、業務用機器を廃棄する際のフロン類の回収率は4割弱にとどまっている。代替フロンはオゾン層を破壊しないため近年多く使われているが、温室効果は二酸化炭素の最大1万倍超あるという。

参院本会議で改正フロン排出抑制法が全会一致で可決、成立し、一礼する原田義昭環境相(右端)=29日午前、国会内参院本会議で改正フロン排出抑制法が全会一致で可決、成立し、一礼する原田義昭環境相(右端)=29日午前、国会内

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 環境行政(生物多様性も、統計類も)