安倍首相「不審者情報の共有を」=登下校安全、閣僚会議で指示

政治・外交

政府は29日午前、川崎市で小学生ら19人が男に刺されて死傷した事件を受け、子どもの登下校時の安全確保に関する関係閣僚会議を首相官邸で開いた。安倍晋三首相は席上、子どもの安全確保に全力を挙げる決意を強調。通学路の安全確保の徹底、不審者情報の共有、事件の全容解明を指示した。

首相は「登下校時に子どもが集まる箇所などについて再度点検し、警察官による重点的な警戒・パトロールを行うとともに、地域住民による見守り活動との連携を密にしてほしい」と要請。警察や学校が把握した不審者情報を共有する仕組みの構築を求めた。各種行政機関での共有の在り方、個人情報の取り扱いなどが課題となりそうだ。

首相は「亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々の一日も早いご回復を心からお祈り申し上げる」と述べた。

会議には菅義偉官房長官、柴山昌彦文部科学相、山本順三国家公安委員長らが出席。菅長官はこの後の記者会見で、昨年5月に新潟市で下校途中の小2女児が殺害された事件を受けて政府が策定した「登下校防犯プラン」を踏まえ、対策をさらに充実させる考えを示した。

自民、公明両党の幹事長、国対委員長は29日の会談で、政府に対し、安全確保策に万全を期すよう求めることで一致した。

子どもの登下校時の安全確保に関する関係閣僚会議で発言する安倍晋三首相(奥側右から3人目)=29日午前、首相官邸子どもの登下校時の安全確保に関する関係閣僚会議で発言する安倍晋三首相(奥側右から3人目)=29日午前、首相官邸

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