包丁4本、事前に購入か=動機示す品未発見-ポケットに10万円・川崎襲撃

社会

川崎市多摩区の路上で私立カリタス小学校の児童らが襲撃され、2人が死亡した事件で、直後に首を切って自殺した職業不詳岩崎隆一容疑者(51)が、包丁4本を事前に購入したとみられることが30日、神奈川県警多摩署捜査本部への取材で分かった。

捜査本部は29日、殺人などの疑いで同市麻生区にある岩崎容疑者の自宅を約7時間かけて捜索。自室の押し入れから、包丁の空き箱が四つ見つかった。また、凶器の包丁2本と、所持品のリュックに入っていた包丁2本は、いずれも同居する親族が普段使っていなかったことが判明。捜査本部は、同容疑者が襲撃のため購入したとみて裏付けを進める。

自宅からはこのほか、ノート1冊を含む数十点を押収したが、ノートに動機につながる記述などはないとみられ、遺書めいた物もなかった。パソコンや携帯電話なども発見されなかった。

岩崎容疑者は28日午前7時40分ごろ、子供を送って来たとみられる外務省職員小山智史さん(39)と別の保護者の女性(45)を刺した後、スクールバスを待つ6~12歳の児童17人を次々に襲撃。小山さんと同小6年栗林華子さん(11)が死亡し、児童16人と女性が重軽傷を負った。

同容疑者はその直後、首を切り自殺。現場に刃渡り約30センチの柳刃包丁が落ちており、近くのコンビニ駐車場に放置されたリュックに刃渡り約25センチの文化包丁、同約20センチの刺し身包丁が入っていた。はいていたジーンズのポケットからは現金約10万円が見つかった。

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