ミサイル、北方領土で応酬=対北朝鮮連携、防衛交流も-日ロ2プラス2

政治・外交

日ロ両政府は30日、東京都内で外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開いた。北朝鮮の非核化に向け連携を確認し、防衛交流強化で一致した。一方、日本の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入や北方領土でのロシアの軍備強化について、双方は応酬を繰り広げた。

2プラス2は昨年7月以来で、河野太郎外相と岩屋毅防衛相、ロシア側はラブロフ外相とショイグ国防相が出席した。

イージス・アショア配備に関し、ロシア側が懸念を示し、岩屋氏は「純粋に防御的なものだ。ロシアに脅威を与えるものではない」と説明した。これに先立つ防衛相会談でも、ロシア側は「攻撃的能力も持つのではないか」と指摘した。

2プラス2で日本側は、北方領土での最新鋭ミサイル発射演習などを念頭に「4島の軍備強化は法的立場から受け入れられない」と抗議。ラブロフ氏は「ロシアの領土における活動だ」と反論した。

北朝鮮による今月の短距離弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会決議に基づく制裁の在り方について意見を交わし、北朝鮮の完全な非核化に向けた連携も申し合わせた。イラン情勢も議題になった。

日ロ外務・防衛担当閣僚協議に臨む河野太郎外相(右から2人目)、岩屋毅防衛相(同3人目)ら=30日午後、東京都港区の外務省飯倉公館(代表撮影)日ロ外務・防衛担当閣僚協議に臨む河野太郎外相(右から2人目)、岩屋毅防衛相(同3人目)ら=30日午後、東京都港区の外務省飯倉公館(代表撮影)

共同記者発表を終え、握手する河野太郎外相(中央右)とロシアのラブロフ外相(同左)。右は岩屋毅防衛相、左はロシアのショイグ国防相=30日午後、東京都港区の外務省飯倉公館(代表撮影)共同記者発表を終え、握手する河野太郎外相(中央右)とロシアのラブロフ外相(同左)。右は岩屋毅防衛相、左はロシアのショイグ国防相=30日午後、東京都港区の外務省飯倉公館(代表撮影)

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