今年の世界成長、2.6%に下げ=貿易摩擦の激化懸念-世銀予測

経済・ビジネス

【ワシントン時事】世界銀行は4日、2019年の世界の成長率見通しを2.6%と、1月時点の予想から0.3ポイント引き下げた。米中の貿易摩擦などに伴う先行き不透明感から輸出や投資が低迷し、16年以来の低さにとどまる。「リスクは下振れ方向に傾いている」と警告した。

20年も0.1ポイント下げて2.7%とした。8、9日に福岡市で開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に報告する。

日本は19年が0.8%と0.1ポイント下方修正。10月の消費税率引き上げと中国向け輸出の落ち込みを考慮した。20年は0.7%へと緩やかに鈍化する見込み。

米国は19年を2.5%、20年を1.7%にいずれも据え置き。連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ休止で緩和的な金融環境が続き、貿易摩擦の影響が相殺されると分析した。ただ、「短期的にはリセッション(景気後退)に陥る公算は小さい」ものの、貿易問題の悪化で可能性は高まるとした。

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