丸山議員に糾弾決議=国会初の可決、「進退判断を」

政治・外交

衆院は6日の本会議で、戦争による北方領土奪還など不適切な言動をした丸山穂高衆院議員(日本維新の会除名)に、「直ちに自ら進退について判断するよう促す」と求める糾弾決議を全会一致で可決した。ただ、法的拘束力はなく、丸山氏は自らのツイッターに「任期を全うし前に進んでいく」と書き込み、辞職しない意向を示した。

衆参両院事務局によると、国会議員に対する糾弾決議は記録が残る現憲法下で初めて。丸山氏は本会議を欠席した。

決議は丸山氏の言動に対し、「わが国の国益を大きく損ない、本院の権威と品位を著しく失墜させたと言わざるを得ない」と指摘。「国会議員としての資格はないと断ぜざるを得ない」と非難した。

当初、野党が辞職勧告決議案、与党がけん責決議案をそれぞれ提出。その後、与党が批判を強めてまとめ直した糾弾決議に野党が同調し、与野党8会派による共同提出となった。

丸山氏は5月11日、「ビザなし交流」で訪問した国後島で酒に酔い、元島民に「(領土は)戦争で取り返せばいい」と絡んだ揚げ句、品位に欠ける発言を繰り返した。また、禁止された外出を図って同行者ともみ合うなど騒動を起こした。

丸山氏は経済産業省出身。2012年の衆院選で大阪19区から初当選し、当選3回。

丸山穂高衆院議員に対する糾弾決議を全会一致で可決した衆院本会議=6日午後、国会内丸山穂高衆院議員に対する糾弾決議を全会一致で可決した衆院本会議=6日午後、国会内

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