刑務所産食材、出所者が配膳=矯正施設の理解促進-法務省検討へ

政治・外交

法務省は、刑務所や少年院などの新たな運用を検討するプロジェクトチームを6月中に省内に発足させる。矯正施設への理解を促し、出所後に地域社会に溶け込みやすい環境を醸成するのが狙い。具体的には、刑務で作った農産品を卸す先の飲食店で出所者が配膳を担うことなどを検討し、年度内に中間報告をまとめる予定だ。

他に検討対象に挙がっているのは、入所者の食事や作業を体験できる「刑務所フェス」と題するイベントの開催と、少年院入所者による犬の散歩や庭の手入れなど軽作業の代行の2案。

法務省は1日、矯正施設の課題解決策を考えるイベントを東京都内で開催し、民間企業や自治体の参加者に具体案を求めた。参加者からは140案が出され、このうち3案が検討対象となった。

3案以外では、漫画「あしたのジョー」の主人公にならって少年院の入所者をプロアスリートに育てたり、入所者に自殺防止の相談電話の応答を任せたりする案もあった。法務省矯正局の担当者は「入所者はいずれ地域社会に戻る。社会全体で受け入れようという雰囲気づくりにつながれば」と話している。

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