日産の改革案に賛成=委員会2席獲得で合意-仏ルノー

経済・ビジネス

【パリ時事】フランス自動車大手ルノーは20日、日産自動車が25日に開く株主総会で、同社の企業統治改革に関する議案に賛成すると明らかにした。ルノーが賛成の条件としていた、日産が設置する委員会にジャンドミニク・スナール会長とティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)の2人が参加することで、両社が合意したため。

日産は、前会長カルロス・ゴーン被告の不正問題を受け、社外取締役に強い経営監視権限を与える「指名委員会等設置会社」に移行するための定款変更を総会に諮る。「指名」「報酬」「監査」の3委員会を設置し、社外取締役が中心となって役員人事や報酬などを決定する。

日産はルノーからスナール会長を迎える案を提示したが、ルノーはボロレCEOも加わらなければ関連議案の採決を棄権する意向を示していた。

ルノーは声明で「2人を委員会に加えるとの日産の決定を歓迎する。この合意はアライアンス(連合)内での対話と相互尊重の精神を裏付けた」とした。

ルノーは日産に43%を出資する筆頭株主。ルノーが総会での採決を棄権した場合、定款変更の議案は不成立となり、企業統治改革が頓挫する恐れがあった。

日産の西川広人社長は20日夜、東京都内で記者団に対し、ルノーの賛成表明に関して「われわれの狙いは十分に理解を得られていると思う」と述べた。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 経営一般 フランス