参院選「与党で過半数」=勝敗ライン、低めに設定-安倍首相

政治・外交

安倍晋三首相は22日、読売テレビとインターネットの番組に出演した。夏の参院選の勝敗ラインについて「自民、公明の与党で過半数を確保することだ」と表明。「最大の争点は政治の安定だ」と強調し、安定的な政権運営が可能な議席の獲得に全力を挙げる考えを明らかにした。

首相は「過半数」の意味を明確にしなかったが、非改選と合わせた選挙後の総議席数(245)をベースとしたものとみられる。公明党が現有議席を維持すれば自民党は現状から25程度減らしても届く数字のため、低いハードルだ。

首相は憲法改正も争点になると指摘。国会の討議に応じない野党を批判し、「参院選では、審議すらしない政党を選ぶのか、審議をする政党を選ぶのか決めていただきたい。その上で選挙後にしっかりと議論を進めていきたい」と訴えた。

夏の参院選に合わせた衆院解散・総選挙について、首相は「冷静な判断をしなければいけない。頭の片隅にもない」と述べ、改めて否定。「わが党(自民党)の若い衆院議員からはぜひ総選挙をやっていただきたい、という声は多い」と紹介した上で、G20大阪サミットを控えていることを挙げ、政治空白をつくることは望ましくないとの認識を示した。

一方、日米貿易協定交渉で焦点となる農畜産品の扱いをめぐり、環太平洋連携協定(TPP)で合意した水準を超える譲歩は「ない」と明言し、TPPの枠内での合意に自信を示した。交渉の合意内容について「国会を通さなくてはいけない」と指摘し、「国益にかなわない限り、妥結することはない」と強調した。

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