不祥事・業績不振を釈明=経営陣の責任問う声も-野村HD株主総会

経済・ビジネス

野村ホールディングス(HD)が24日、東京都内で株主総会を開いた。東証の市場区分見直しをめぐる情報漏えいで、同社は傘下の野村証券とともに金融庁から業務改善命令を受けた。2019年3月期には野村HDが巨額赤字を計上。これらについて株主から経営陣の責任を問う声が上がった。

総会では永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)ら10人の取締役再任議案が承認された。出席株主は前年比131人増の618人で、所要時間は51分長い3時間11分に及んだ。

永井氏は総会の冒頭、「株主の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしたことを心よりおわび申し上げます」と陳謝。経営責任をめぐる進退に関する質問に対しては「自らの責任で一日も早く業績を回復軌道に乗せたい」と語った。

総会に出席した70代男性は情報漏えい問題に関し、「情けない話だ。会社の説明に納得できない」と憤る。50代女性は「7年前と同様の不祥事を繰り返している。今の経営体制で改革できるのか」と不信感を隠さなかった。

野村は12年にも増資インサイダー取引問題で行政処分を受け、当時の野村HDトップの引責辞任に発展し、永井氏が後を受けた。

野村ホールディングスの株主総会会場=24日午前、東京都港区野村ホールディングスの株主総会会場=24日午前、東京都港区

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