「リケジョ」増へ、全国調査=10都市でシンポジウム-内閣府

政治・外交

内閣府は夏以降、理系の女性「リケジョ」を増やすため、全国の女子中高生や保護者らを対象にアンケート調査を実施する。女子に理系が敬遠される傾向があることから、調査結果を踏まえて対策を講じる。理系分野の研究に女性の視点が加わることで、新たなイノベーション創出の可能性が高まることを期待している。

アンケートの対象は、内閣府が8月以降に全国10都市で開催する、理系への関心喚起を目的としたシンポジウムの出席者。イベントの存在を知った経緯や、シンポジウムによって保護者の意識が変化したかなどを尋ねる。

文部科学省の調査によると、2018年度の大学での女子割合は医学部・歯学部で35.2%、理学部で27.8%、工学部で15.0%にとどまる。男女共同参画白書は、家族の反対で満足できる進路選択ができなかった人の割合が男子より女子で高かったと指摘している。

内閣府は調査結果を取りまとめ、希望する自治体に提供して「リケジョ」を増やすイベントの開催につなげたい考え。保護者の意識改革も狙う。

ただ、内閣府は過去のシンポジウムで参加者集めに苦労しており、出席者100人が目標のところ30人程度しか集まらなかったこともあった。全国調査は、十分な回答が得られるかどうかが最初のハードルになりそうだ。

女子に理工系の魅力を伝えるイベントの様子=2018年8月23日午後、静岡市清水区(三井住友建設提供)女子に理工系の魅力を伝えるイベントの様子=2018年8月23日午後、静岡市清水区(三井住友建設提供)

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