スルガ銀社長、不正を再三陳謝=改革承認も怒号やまず-株主総会

経済・ビジネス

投資用不動産融資の不正が発覚したスルガ銀行は26日、本店を置く静岡県沼津市で株主総会を開いた。有国三知男社長は「物件オーナー、顧客、株主に深くおわびする」と再三陳謝。外部から大手企業幹部を経営陣に招くなどの企業統治改革の承認を得た。ただ、株主の怒号は終始やまず、総会は約3時間半の長丁場となった。

スルガ銀にとっては、昨年10月に金融庁から6カ月間の一部業務停止命令を受けてから初の総会。午前10時の開始直後から有国氏に「辞めろ」の怒声が飛び、議案を説明する有国氏の声もかき消された。有国氏は「コンプライアンス(法令順守)を徹底し、業績回復を図る」と理解を求めた。

総会では、有国社長の再任に加え、佐川急便親会社のSGホールディングス取締役の嵯峨行介氏らを取締役に選任。社外取締役が業務監視する監査等委員会設置会社への移行も決まった。嵯峨氏は副社長に就き、再建を支える。

スルガ銀行の株主総会会場に並ぶ株主ら=26日午前、静岡県沼津市スルガ銀行の株主総会会場に並ぶ株主ら=26日午前、静岡県沼津市

スルガ銀行から融資を受け物件を購入したオーナー側の河合弘之共同弁護団長(中央)=26日午後、静岡県沼津市スルガ銀行から融資を受け物件を購入したオーナー側の河合弘之共同弁護団長(中央)=26日午後、静岡県沼津市

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