習主席、来春に国賓来日=北朝鮮に安倍首相の意向伝達-日中首脳会談

政治・外交

安倍晋三首相は27日夜、中国の習近平国家主席と大阪市内のホテルで約1時間会談した。両首脳は昨年10月の首相訪中などを受けた日中関係改善の流れを踏まえ、習氏が来春、国賓として日本を再訪することで一致。習氏は20~21日の北朝鮮訪問の結果を説明し、「日朝関係に関する首相の考えを金正恩朝鮮労働党委員長に伝えた」と明らかにした。

首相は会談で「習主席と手を携え、日中新時代を切り開きたい。来年の桜が咲くころに国賓として日本に迎え、日中関係を次の高みに引き上げていきたい」と国賓来日を正式に招請。習氏は「中日関係は新しい歴史的スタートラインに立っている。来年春の訪問はいいアイデアだ」と応じた。

北朝鮮をめぐっては、習氏が日本人拉致問題の解決をはじめとする日朝関係改善に期待を表明。両首脳は北朝鮮による洋上での違法な物資積み替え「瀬取り」への対処も含め、朝鮮半島の非核化に向けて連携していくことを確認した。

習氏は保護主義に傾くトランプ米政権を念頭に、28~29日の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)で「多国間主義、自由貿易を擁護する明確な声を発出することを期待する」と表明。首相は米中貿易摩擦の解決に向けた対話を促した。

中国の習近平国家主席(右)と握手する安倍晋三首相=27日午後、大阪市北区中国の習近平国家主席(右)と握手する安倍晋三首相=27日午後、大阪市北区

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