会見申し出も一転中止=ゴーン被告、「家族反対」で-日産事件

社会

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は28日、日本外国特派員協会に同日夜、記者会見すると申し出たが、開始前に中止した。弁護人によると、「家族の強い反対」が主な理由。開催されていれば、昨年11月の逮捕以来初めてで、何を語るかが注目されていた。

同席予定だった弘中惇一郎弁護士らによると、ゴーン被告は会見で、妻キャロルさんとの接触を制限した保釈条件の不当性を訴えようとしていたという。

弘中弁護士によると、弁護団は東京地裁に保釈条件の変更を請求していたが、28日午前、地裁から変更を認めないとの連絡があり、被告本人が会見を希望した。会見では、保釈条件に限った話をする予定だったが、同被告の娘らが「不利益が生じる」と反対。話題が事件の内容に及ぶ恐れもあり、弁護団として中止を決めたという。

ゴーン被告は昨年11月19日の逮捕から108日目の今年3月6日に保釈され、ツイッターで4月11日の会見を予告。同4日、中東オマーンの販売代理店を介して日産資金を自身に還流させたとして再逮捕され、会見は中止になった。

代わりに公開された動画で、ゴーン被告は「全ての嫌疑について無実」「(逮捕は)陰謀や謀略、中傷だ」と主張する一方、事件に関しては詳細を語らなかった。

カルロス・ゴーン 日産自動車前会長カルロス・ゴーン 日産自動車前会長

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