「悲しみ繰り返さない」=米軍機墜落60年で慰霊祭-沖縄

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沖縄県うるま市(旧石川市)で1959年、市立宮森小学校に米軍戦闘機が墜落し、児童や住民18人が死亡した事故から60年となった30日、同校で慰霊祭が行われた。参列した遺族らは墜落時刻に合わせて黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。

3年生だった弟を亡くした上間義盛さん(76)は遺族を代表し、「基地あるがゆえに起きた悲惨な事故」とあいさつ。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に言及し、「基地が完成したら、さらなる重大事故が発生する可能性がある」と懸念を示した。玉城デニー知事は「60年前と同じ悲しみを繰り返さないため、米軍基地の整理縮小の早期実現に全力で取り組む」と強調した。

参列した石川武美さん(70)は当時5年生。自身にけがはなかったが、遊び仲間だった6年生の女の子が犠牲になった。事故後は米軍機が上空を飛行するたびに恐怖心にさいなまれたといい、「慰霊祭には毎年訪れているが、事故は思い出したくないし忘れたい」と話した。

米軍戦闘機墜落事故から60年を迎え、慰霊碑に手を合わせる参列者=30日午前、沖縄県うるま市の市立宮森小学校米軍戦闘機墜落事故から60年を迎え、慰霊碑に手を合わせる参列者=30日午前、沖縄県うるま市の市立宮森小学校

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