九州中心に猛烈な雨警戒=鹿児島市などに避難指示-特別警報の可能性・気象庁

社会

九州南部では3日朝、梅雨前線の影響で激しい雨が降る所があった。前線は一段と活発になるとみられ、4日夜にかけ、九州を中心に猛烈な雨が降る恐れがある。鹿児島県のほぼ全域と熊本、宮崎両県の一部に土砂災害警戒情報が出され、気象庁は土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水に厳重に警戒するよう呼び掛けている。

同庁の黒良龍太主任予報官は記者会見で、大雨特別警報を発表する可能性があるとした一方、「特別警報が出た時は避難するには遅すぎる。早めの避難、安全確保を」と話した。

鹿児島県鹿屋市で午前8時45分ごろまでの1時間に50.5ミリの非常に激しい雨が降った。宮崎県えびの市の6月28日からの降雨量の合計は900ミリを超えた。

西日本では平年の7月1カ月分を超えるなど、記録的雨量になる所がある見込み。東海や北陸でも3日昼すぎから4日にかけ、非常に激しい雨が降ると予想される。梅雨前線は6日ごろにかけ西・東日本に停滞し、大雨が長引く恐れがある。

鹿児島県では、鹿児島市と霧島市、姶良市全域の37万3483世帯、計約79万8000人に避難指示が発令された。

国土交通省によると、3日朝までに、鹿児島県内で崖崩れが10件発生。住宅半壊が1戸、一部損壊が2戸確認された。同県いちき串木野市の大里川では2カ所で堤防が決壊。79戸で床上床下浸水している。

文部科学省によると、鹿児島市内のすべての公立小中学校と市立高校計120校が3、4両日を休校とした。

4日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州南部350ミリ、九州北部300ミリ、四国250ミリ、近畿150ミリ、東海120ミリ、北陸100ミリ。

その後、5日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州南部200~300ミリ、九州北部と四国、東海100~150ミリ、近畿50~100ミリ。九州南部では6日ごろにかけ、総雨量がさらに増える恐れがある。

雨の中、登校する小中学生ら=3日午前、熊本県八代市雨の中、登校する小中学生ら=3日午前、熊本県八代市

増水して濁る熊本県八代市の球磨川=3日午前増水して濁る熊本県八代市の球磨川=3日午前

水しぶきを上げて走る自動車=3日午前、熊本県芦北町(一部、画像処理してあります)水しぶきを上げて走る自動車=3日午前、熊本県芦北町(一部、画像処理してあります)

大雨で増水した甲突川=3日午前、鹿児島市大雨で増水した甲突川=3日午前、鹿児島市

記者会見で、九州を中心に続く大雨について説明する気象庁の黒良龍太主任予報官=3日午前、気象庁記者会見で、九州を中心に続く大雨について説明する気象庁の黒良龍太主任予報官=3日午前、気象庁

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