東海、関東甲信で大雨=九州南部は土砂災害厳戒-梅雨前線、西・東日本沿岸に

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梅雨前線が西・東日本の沿岸に延び、前線上の低気圧が東へ進んだため、4日は近畿南部から東海、関東甲信で大雨となった。気象庁は東海は昼すぎ、関東は夕方にかけて局地的に非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水、低地の浸水に警戒を呼び掛けた。

九州南部では梅雨前線が南下して雨がほぼやんだが、3日までの記録的な大雨で土砂災害が起きやすくなっている所があり、引き続き厳重な警戒が必要。鹿児島県では鹿児島市や鹿屋市などに土砂災害警戒情報が発表され、避難指示・勧告が続く地域もあった。

総務省消防庁の4日早朝の発表によると、6月29日からの大雨の被害は、鹿児島県内で死者1人、軽傷3人。住宅の損壊・浸水被害は鹿児島、宮崎、熊本、石川各県で計81棟。4日午前4時半時点で、九州南部を中心とする西日本の避難者数は8489人に上った。

国土交通省によると、4日朝までに鹿児島県を中心に崖崩れや土石流など43件の土砂災害が発生。同県曽於市では土砂崩れで民家が倒れ、80代女性と連絡が取れなくなっており、自衛隊などが救出に当たっている。

梅雨前線は4日は西・東日本の沿岸付近に停滞するが、5日は奄美地方まで南下し、6日以降に再び北上する見込み。

鹿児島県・中之島では4日午前7時40分までの1時間に77.0ミリ、三重県鳥羽市では同5時20分ごろまでの1時間に60.5ミリの非常に激しい雨が降った。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が入り、大気の状態が不安定になっており、落雷や突風にも注意が必要。

5日正午までの24時間予想雨量は多い所で、鹿児島県の種子島、屋久島などが120ミリ、関東甲信100ミリ、東海70ミリ。

大雨の影響で発生した住宅地の崖崩れ現場=4日午前、鹿児島市唐湊大雨の影響で発生した住宅地の崖崩れ現場=4日午前、鹿児島市唐湊

土砂崩れに巻き込まれた民家周辺で、捜索活動をする消防隊員と自衛隊員=4日午後、鹿児島県曽於市土砂崩れに巻き込まれた民家周辺で、捜索活動をする消防隊員と自衛隊員=4日午後、鹿児島県曽於市

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