近畿から関東、大雨に=梅雨前線南下、奄美も激しく-九州南部の死者2人に

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梅雨前線が西・東日本の太平洋岸に延び、前線上の低気圧が東へ進んだため、4日朝から夕方にかけ、近畿南部から東海、関東甲信で大雨となった。前線は5日にかけて南下し、奄美地方では非常に激しい雨が続く見込みで、気象庁は土砂災害に警戒し、落雷や突風に注意するよう呼び掛けた。

九州南部は雨がほぼやんだが、3日までの記録的な大雨で土砂災害が起きやすくなっている所がある。鹿児島県曽於市では土砂崩れが起きて民家が倒壊。女性(85)の死亡が確認され、6月29日からの大雨による死者は2人となった。

鹿児島県の各地に出されていた避難指示・勧告は4日夜までに、鹿児島市の一部地域を除いて解除された。

総務省消防庁の4日夜のまとめでは、鹿児島県内で5人が軽傷。住宅の損壊・浸水被害は鹿児島、宮崎、熊本、石川各県で計232棟。午後6時時点の避難者数は、鹿児島県で957人となった。

国土交通省によると、4日朝までに鹿児島県を中心に崖崩れや土石流など43件の土砂災害が発生した。

西・東日本の沿岸付近に停滞した梅雨前線は、5日は奄美地方まで南下した後、6日以降に再び北上する可能性がある。

鹿児島県・中之島では4日午前7時40分までの1時間雨量が77.0ミリとなり、7月としての観測記録を更新。三重県鳥羽市では同5時20分ごろまでの1時間に60.5ミリの非常に激しい雨が降った。

5日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、奄美地方150ミリ。

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