丸木舟、台湾出発=沖縄・与那国島目指す-「3万年前」再現、国立科博など

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日本人の遠い祖先が3万年以上前に大陸から渡って来た航海を再現するため、5人乗りの丸木舟が7日午後2時半すぎ(日本時間)、台湾東部沿岸からかいをこいで出発した。国立科学博物館などのプロジェクトで、流れの速い黒潮を越えて沖縄県・与那国島を目指す。

伴走船で安全を管理し、順調なら1日半程度で到着する予定。天候や海況の悪化などで航海を中止する可能性もある。

丸木舟は杉の大木を石斧(せきふ)で切り倒し、中をくりぬいて作った。長さ約7.5メートル、幅が最大約70センチ。こぎ手はシーカヤックなどの熟練者で、男性4人、女性1人。山口県在住の原康司さん(47)がキャプテンを務め、最年長は台湾の宗元開さん(64)。水と食料は積んだが、地図やコンパス、時計を持たず、地形や星などを頼りに航行する。

台湾は約3万年前には大陸と地続きだった。出発地点は黒潮により北に流されながら東に進むことを想定して選んだ。直線距離は約200キロあり、疲れや眠気、暑さとの闘いになる見込み。

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