液体ミルク、販売好調=計画比3倍、子育て世代支持

経済・ビジネス

3月から販売の始まった乳児用液体ミルクの販売が好調だ。常温保存が可能で、開封後すぐに飲める便利さが子育て世代の支持を集めている。江崎グリコは当初計画の約3倍、明治も初回販売分で予想の2倍を出荷。メーカー側は自動販売機でも買えるようにするなどし、普及拡大を目指す方針だ。

液体ミルクは牛乳を主原料とし、乳児に必要な栄養分を加えて密封した製品。国は昨年8月から国内メーカーの製造販売を解禁し、現在はグリコと明治の2社が認可を受けている。

グリコは3月5日から「アイクレオ赤ちゃんミルク」を販売。ベビー用品店などを中心に5月末までの売上高は計画比で約3倍。同社によると、出産経験のない女性からも「便利そうで育児への不安が減った」といった声が寄せられているという。今後は産院や保育園での使用に加え、自動販売機での販売も視野に入れている。

明治が4月に全国で発売した「明治ほほえみ らくらくミルク」も初回出荷量が予想比2倍に達した。食品スーパーや駅構内のコンビニエンスストアなど取扱店舗も順調に増加。テーマパークや駅、空港といった場所での販売拡大も計画している。

液体ミルクは「保存料が入っておらず、赤ちゃんの健康に配慮されている」(大阪府守口市の30代男性)と評価される一方で「常温保存で本当に大丈夫か」(大阪市内の病院)といった声もある。メーカー側は「正しい知識を伝えることが必要」(グリコ)として、商品の特徴や使い方といった情報提供に力を入れている。

大阪市内のベビー用品店に並ぶ液体ミルク=5月29日午前、大阪市中央区大阪市内のベビー用品店に並ぶ液体ミルク=5月29日午前、大阪市中央区

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