4割「職場で休んだ人いない」=父親の育児休業取得は困難

政治・外交

時事通信が実施した「父親の育児に関する世論調査」で、自分の職場で育児休業を取得した男性が休んだ期間を聞いたところ、「知る限り、職場で取得した人はいない」との回答が4割を超えたことが分かった。

仕事に就いている人に対して「男性の育児休業を取得しやすい環境か」を四つの選択肢で聞いた。「制度は整っているが取得しやすい雰囲気ではない」の31.5%が最多で、以下「制度が整っておらず、取得は不可能」27.2%、「自営業・自由業のため、育児休業制度がない」17.1%、「制度が整い、男性も取得しやすいと思う」13.9%という結果だった。

その上で、職場に制度がある回答者に「男性が育児休業を取得した期間」を聞いた。最も多かったのは「自分の知る限り、取得した人はいない」の42.3%。「2~6日」が9.6%、「半年~1年」が8.5%、「2~5カ月」が7.7%だった。「1年より長く」という回答が2.4%あった一方、「1日だけ」も1.3%あった。

全員に対して、「父親が育児をすることへの考え」を四つの選択肢から選んでもらった。「育児休業を取得する必要はないが、必要に応じて手伝うべき」が39.8%で最多だった。

以下、「父親は仕事優先で、できる範囲で手伝えばいい」31.3%、「父親は仕事に専念し、育児は母親に任せるべきだ」4.1%と消極派が多数。「育児休業を取得するなどで、母親と同等に参加すべきだ」との積極派は20.6%にとどまり、男性の育児休業取得に理解が進まない実態を裏付けた形だった。

調査は6月7~10日、全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は62.8%。

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