サンマ漁獲枠導入を再協議=中国の動向焦点-NPFC開幕

政治・外交

北太平洋公海のサンマの資源管理ルールを協議する北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が16日午前、東京都内で開幕した。サンマの不漁が続いている日本は、新たに加盟8カ国・地域全体として漁獲枠に上限を設けることを提案し、乱獲防止や資源管理の強化につなげたい考え。漁獲量を急速に伸ばす中国が受け入れるかどうかは不透明で、協議は難航しそうだ。

NPFCは2015年に設立。日本、中国に加え、台湾、韓国、ロシア、バヌアツ、米国、カナダが加盟している。会合は18日まで。水産庁の保科正樹次長は会合であいさつし、「サンマの持続的利用のため、早急に適切な資源管理(措置)を導入することを切に願っている」と訴えた。

4月のNPFCの科学委員会では北太平洋のサンマ資源量について、全加盟国・地域が低水準にあるとの見解で初めて一致。これを踏まえ日本は、資源量を維持できる北太平洋全体の漁獲上限を18年実績並みの45万トン前後と設定。これを公海と排他的経済水域(EEZ)に配分するよう主張する方針だ。

サンマの資源管理ルールを協議する北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が開幕し、あいさつする水産庁の保科正樹次長(奥左から4人目)=16日午前、東京都内サンマの資源管理ルールを協議する北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が開幕し、あいさつする水産庁の保科正樹次長(奥左から4人目)=16日午前、東京都内

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