大阪経由で北朝鮮へ密輸か=決議違反のドイツ高級車-シンクタンク報告

社会

【ニューヨーク時事】米シンクタンク、高等国防研究センター(C4ADS)は16日、1台50万ドル(約5400万円)以上のドイツ製高級車2台がオランダから日本の大阪などを経由しながら北朝鮮に密輸された可能性を指摘する報告書を公表した。高級車などぜいたく品の北朝鮮への輸出を禁じた国連安全保障理事会の決議に違反する疑いがある。

また、トヨタ自動車のレクサスなど日本車計256台を含む803台が2015~17年に北朝鮮に輸出されたとも指摘した。

報告書によると、独製高級車はメルセデス・マイバッハS600ガードで、昨年6月にオランダ・ロッテルダムのターミナルに運び込まれ出港。中国・大連、大阪、韓国・釜山の順で別の船に積み替えながら10月にロシアに渡り、北朝鮮に空輸された可能性があるという。北朝鮮情報サイトが今年1月、平壌を走る同型の車両の画像を伝えている。

大阪には9月18日に到着し、同27日に出港。記録では日本側の荷受人は不明だが、日本から韓国への荷送り人は「美濃物流」(本社・大阪市)とされていた。韓国の荷受人は同社の英語名「ミノ・ロジスティクス」を冠する企業だが、関連会社かどうかなど両者の関係は不明。

大連での荷受人や韓国からロシアへの荷送り人はいずれも日本に登記のある貿易会社「瑞祥」。瑞祥の登録住所は兵庫県尼崎市とみられ、美濃物流の執行役員の住所と同じという。

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