アサヒ、豪ビール最大手を買収=1兆2200億円、海外強化

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アサヒグループホールディングスは19日、オーストラリアのビール最大手カールトン・アンド・ユナイテッド・ブルワリーズ(CUB)を、160億豪ドル(約1兆2200億円)で買収すると発表した。少子高齢化で国内市場が縮む中、需要の伸びる海外で高級ビール事業の拡大を図る。買収額はアサヒとして過去最大で、日本勢による海外企業の買収としては7位。

CUBを傘下に持つベルギーのビール世界最大手、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)と合意し、19日付で株式売買契約を結んだ。2020年3月末までに手続きを終える見込みだ。

「ヴィクトリア・ビター」「カールトン」などのブランドで知られるCUBは豪ビール市場で5割弱のシェアを占めている。アサヒは主力の「スーパードライ」を筆頭に、高級ビールの海外展開を成長戦略の柱に据えており、CUB買収を足掛かりに豪市場での販売拡大を目指す。

アサヒはCUB買収について、「持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指す」とコメント。買収資金は金融機関からの借り入れなどで賄う。また、手続き終了は20年1~3月期になる見通しで、19年12月期業績への影響はないとしている。

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