変わる渋谷、進む開発=世代超え活気ある街に

社会

東京・渋谷の大規模開発が進んでいる。世代や国籍を問わず多くの人を呼び込もうと、今秋、複合型の大型商業施設が次々開業。既に本社を構えるディー・エヌ・エー(DeNA)やサイバーエージェントに加え、米グーグルの日本法人が年内に移転するなど、IT企業を中心にオフィス需要も高まっている。「若者の街」のイメージを変えるとともに、活気ある街づくりに向けて期待は大きい。

J・フロントリテイリング傘下のパルコは11月中に複合型商業施設「渋谷パルコ」(地下3階、地上19階建て)を新装オープンさせる。年齢、国籍に関係なく幅広いファッションスタイルを提案するほか、アニメやゲームなどについてグッズ販売と体験を掛け合わせたフロアも展開する。

牧山浩三パルコ社長は「若者や新事業への支援、街づくり、情報発信の新しい拠点にしたい」と意気込みを語る。

東京急行電鉄などが手掛ける「渋谷スクランブルスクエア」(地下7階、地上47階建て)も11月開業。アパレルや化粧品の世界的ブランドを集め、地上約230メートルの屋上には展望施設も設ける。上層階は賃貸オフィスとなる。

こうした渋谷駅を中心とした都市開発は2027年度まで続く。街づくりでは防災面も重視され、渋谷スクランブルスクエアには首都直下地震に備えた取り組みとして、約2800人が3日間過ごせる食料や飲料水などが備蓄される。

渋谷区の長谷部健区長は、進む大規模開発について「渋谷を盛り上げるとともに、街の安心安全の向上にも協力してもらいたい」と期待を込める。

パルコが11月中に開業する「渋谷パルコ」の外観(同社提供)パルコが11月中に開業する「渋谷パルコ」の外観(同社提供)

工事が進む「渋谷スクランブルスクエア」(中央)。東京急行電鉄などが手がけ、11月に開業を予定している(渋谷駅街区共同ビル事業者提供)工事が進む「渋谷スクランブルスクエア」(中央)。東京急行電鉄などが手がけ、11月に開業を予定している(渋谷駅街区共同ビル事業者提供)

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