動物体内で人の臓器、研究了承=国内初、東大が開始へ-文科省

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人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を動物の受精卵に注入し、動物の体内で人の臓器を作ることを目指す中内啓光・東京大特任教授らの研究計画が24日、文部科学省専門委員会で認められた。動物の体内で人の臓器を作る研究は国内初。文科相が8月に正式通知し、チームは研究を始める。

チームは将来、移植用臓器の作製につなげたいとしている。しかし、米国で行われた同様の研究の結果、動物の体内に交ざった人の細胞はわずかで、実現までには課題が多い。

政府は倫理面の問題などから、動物の受精卵に人の細胞を入れ、動物の体内に戻して子を誕生させる研究を禁じてきたが、3月に指針を改正し解禁。チームは東大倫理委員会の了承を得て6月、文科省に計画を届け出ていた。

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