北朝鮮、飛翔体2発発射=東部から日本海に-防衛省「安保に影響なし」

政治・外交

【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は25日早朝、東部・元山付近から日本海に向け、飛翔(ひしょう)体2発を発射した。飛行距離は約430キロで、韓国国防省関係者は「2発とも短距離ミサイルと推定している」と述べた。2発とも高度五十数キロに達したという。国連安保理決議違反に当たる弾道ミサイルかどうかが焦点となる。

8月に予定される米韓合同軍事演習を前に、米韓をけん制する狙いがあるとみられる。日本政府が発動した輸出管理強化措置などで日韓関係が悪化する中、日米韓の安全保障協力を試す意図もありそうだ。

発射したのは午前5時34分(日本時間同)ごろと同57分ごろ。同本部は「さらなる発射に備え、動向を監視しながら、対応する態勢を維持している」と説明した。

防衛省は25日、「わが国領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されておらず、現時点でわが国の安全保障に直ちに影響を与える事態は確認されていない」と発表した。米政府高官は「短距離の飛翔体が北朝鮮から発射されたとの報道を把握している」と述べた。米CNNテレビによると、米国防当局者は、短距離の飛翔体が少なくとも1発発射されたと分析。5月に発射された2発のミサイルと似ていると指摘した。

北朝鮮の飛翔体発射は、5月9日に北西部の亀城周辺から短距離ミサイルと推定される2発を東方向に撃って以来。韓国軍によれば、それぞれ約420、270キロ飛行した。日米当局は「短距離弾道ミサイル」と断定、韓国は「短距離ミサイル」とするにとどめていた。

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