殺傷事件、犠牲者に献花=障害者襲撃から3年-相模原

社会

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所者の男女19人が殺害された事件から3年を迎えた26日、施設に設けられた献花台には多くの人々が花を手向け、犠牲者の冥福を祈った。

事件があった居住棟は既に取り壊され、体育館や管理棟のみが残る。献花台は管理棟の正面玄関に設けられた。

相模原市の大学教員羽石英里さん(61)は、事件の前週まで同園の短期入所を毎月利用していた娘の江李花さん(33)と献花した。事件発生当初、障害者の生きる権利に関する議論が活発化した際には、「娘たちが否定されるのではないかと怖くなった」と話す羽石さんは、「今はきちんと話していくべきだと思っている。障害がある人もない人も地域で普通に暮らすことは、互いに影響を与え大切だと思う」と訴えた。

「支援をする側だった人が起こした事件で、衝撃を受けた」と話すのは、先天性の機能性まひがある東京都中野区の和田拓也さん(26)。犠牲者を悼むためほぼ毎月、車いすで献花に訪れており、「障害がある人への理解が進めばいいと思う」と話した。

同園の入倉かおる園長や大月和真家族会会長らも献花。黒岩祐治神奈川県知事も訪れた。

津久井やまゆり園に設けられた献花台の前で手を合わせる人々=26日午前、相模原市津久井やまゆり園に設けられた献花台の前で手を合わせる人々=26日午前、相模原市

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