民間ロケット4号機、宇宙届かず=異常検知、エンジン停止-北海道

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北海道大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」(IST)は27日、小型観測ロケット「MOMO(モモ)」4号機を同町の発射場から打ち上げた。同社によると、打ち上げ後に搭載コンピューターが異常を検知して約64秒でエンジンを停止。高度は約13キロにとどまり、宇宙空間とされる100キロに到達しなかった。

ISTは緊急停止の理由について、地上の指令所とロケットのデータ通信に不具合があったと説明。稲川貴大社長は記者会見で「技術的な問題を全力で解決して、早いサイクルで次(5号機)に挑みたい」と述べた。創業者で実業家の堀江貴文さんは「4号機は本格的な商業化の第一歩と期待していたが、多くの経験を積み失敗モードをつぶしていきたい」と話した。

4号機は折り紙の飛行機3機を搭載して宇宙空間での放出を計画。スポンサー企業のコーヒー豆、ハンバーガーなどを載せたほか、エタノール燃料の一部に日本酒を加工して混ぜる試みも行った。

ISTは4号機(全長10メートル、直径50センチ)とほぼ同型の3号機を5月に打ち上げ、国内の民間企業が単独開発したロケットを初めて宇宙に到達させた。

インターステラテクノロジズが打ち上げた小型観測ロケット「MOMO(モモ)」4号機。宇宙空間には到達しなかった=27日、北海道大樹町インターステラテクノロジズが打ち上げた小型観測ロケット「MOMO(モモ)」4号機。宇宙空間には到達しなかった=27日、北海道大樹町

インターステラテクノロジズが打ち上げた小型観測ロケット「MOMO(モモ)」4号機。宇宙空間には到達しなかった=27日、北海道大樹町(インターステラテクノロジズ提供の動画より)インターステラテクノロジズが打ち上げた小型観測ロケット「MOMO(モモ)」4号機。宇宙空間には到達しなかった=27日、北海道大樹町(インターステラテクノロジズ提供の動画より)

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