猛暑到来、夏商戦が本格化=プールにビール、巻き返しに期待

経済・ビジネス

記録的な日照不足を招いた梅雨が関東甲信や東海で明け、本格的な夏商戦が到来した。今後は、沖縄地方を除き全国的に例年より気温の高い状態が続く見込み。7月前半に季節外れの寒さで出はなをくじかれた格好となったレジャー施設やビール業界などでは、巻き返しに期待する声が高まっている。

東京都練馬区のレジャー施設「としまえん」のプールは29日、多くの家族連れなどでにぎわった。長雨続きだった7月半ばまでは客入りが低迷したが、広報担当者は「26日からの3日間は前年同期を上回った。ここから盛り上がってほしい」と期待を込める。

夏に需要の最盛期となるビール業界は、各社が増産体制に入った。キリンビールは缶入りの「一番搾り」を7、8月に前年同期比約1割増産。サントリービールは第三のビール「金麦」ブランドを約2割増やす。サッポロビールはビール類全体で8月に約1割の増産を計画。各社とも「猛暑だった去年と比べ厳しい状況」(ビール大手首脳)となった初夏商戦の巻き返しを狙う。

好調な滑り出しだったエアコン商戦も梅雨冷えでブレーキがかかった。家電各社からは「ここからの追い上げに期待したい」(三菱電機広報部)との声が上がり、売れ筋の高機能タイプに力を入れる。

百貨店では、7月下旬から夏物セールの第2弾がスタート。そごう・西武では全国15店舗で24日に始まったセールで、再値下げ品の売れ行きが前年同期と比べ3割増えた。松屋銀座では「浴衣や日傘など夏物に復調の兆しがみられる」(広報担当)という。

関東地方で梅雨が明け、プールで遊ぶ子どもたち=29日午後、東京都練馬区の「としまえん」関東地方で梅雨が明け、プールで遊ぶ子どもたち=29日午後、東京都練馬区の「としまえん」

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