足の計測、正確に=ぴったりな靴選び応援-百貨店各社

経済・ビジネス

百貨店各社の売り場で、足のサイズを正確に測るサービスが女性を中心に人気を集めている。仕事でパンプスやハイヒールの着用を強いられることもある女性は、靴擦れや足の親指が小指の方に曲がる外反母趾(ぼし)といった靴のトラブルが多い。社会進出が進み、長時間働くケースも増える中、こうした女性の悩みに応えようと、各社とも測定のための専用機材や専門の店員を置くなどして「足にぴったりな靴選び」を応援している。

伊勢丹新宿本店では、8月から3D技術を使った足形計測器を本格導入。顧客は計測データを基に選んだ靴を試すことができる。同社は「パンプスを長時間履く顧客はフィット感へのこだわりが強い」(売り場担当者)としており、豊富な型から合うものを選ぶ「セミオーダーメード」にも対応する。

東武百貨店池袋本店では今春から、店員による簡易計測を強化。靴の知識が豊富な専門員も配置し、「指の長さや甲の高さ、体の重心が合うかなどを見極めて勧めている」(同)という。疲れを軽減させるクッション入りのパンプスなど種類も豊富だ。

そごう横浜店は、足の悩み全てに答える相談窓口を設置。購入後の再調整や足のケア、一緒に履く靴下の助言など幅広いサービスが受けられる。サービス担当者は「自身の足形を知ることで、少しでもトラブル軽減につなげてほしい」と語った。

女性の靴のトラブルをめぐっては、パンプスやハイヒールの強要に反対する、「靴」と「苦痛」をかけた「#KuToo」運動が広がっている。ただ、職場のルールや風潮を変えるのは難しく、企業などの具体的な対応もこれからだ。

計測データを基に作れるセミオーダーメードのパンプス=3日、東京都新宿区の伊勢丹新宿本店計測データを基に作れるセミオーダーメードのパンプス=3日、東京都新宿区の伊勢丹新宿本店

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