被爆者の思い受け止めて=広島平和宣言で政府に要請へ

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広島市の松井一実市長は1日、8月6日の原爆の日に平和記念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表した。核兵器禁止条約に賛同していない日本政府に対し、「署名・批准を求める被爆者の思いをしっかりと受け止める」よう訴える文言を盛り込んだ。

その上で憲法の平和主義を体現するため「核兵器のない世界の実現にさらに一歩踏み込んでリーダーシップを発揮すること」を要請。当時5歳だった被爆者が詠んだ短歌「おかっぱの頭(づ)から流るる血しぶきに 妹抱(いだ)きて母は阿修羅に」も引用するという。

松井市長は「被爆直後の親子の状況を端的に記述している。戦争に加担していない多くの方が、きのこ雲の下で被害に遭ったことも情景に浮かんでくる」と話した。

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