トヨタ、通期予想を下方修正=円高逆風、純益1000億円減額

経済・ビジネス

トヨタ自動車は2日、2020年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を下方修正した。純利益は従来予想を1000億円下回る2兆1500億円(前期比14.2%増)に減額した。不安定な動きを続ける金融市場をにらみ、想定為替レートを円高方向に見直したことが逆風となる。

米中貿易摩擦に伴い、世界的に景気の減速懸念が高まっている。足元の新車販売は堅調だが、事業の先行きに不透明感が漂う。

売上高は30兆円から29兆5000億円(同2.4%減)、本業のもうけを示す営業利益は2兆5500億円から2兆4000億円(同2.7%減)にそれぞれ引き下げた。

事業計画の前提となる想定為替レートは1ドル=106円、1ユーロ=121円と、以前より4円の円高に修正。この結果、輸出採算などが悪化し、当初計画比で1800億円の減益要因が発生する。近健太執行役員は「少しでも挽回するべく、(コスト削減など)収益改善の活動を上積みする」と説明した。

記者会見で決算発表するトヨタ自動車の吉田守孝副社長執行役員(右)と近健太執行役員=2日午後、東京都文京区記者会見で決算発表するトヨタ自動車の吉田守孝副社長執行役員(右)と近健太執行役員=2日午後、東京都文京区

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