かんぽ、全保険料返還1097件=顧客の苦情受け-法令違反、4年で73件

経済・ビジネス

かんぽ生命保険の不適切販売問題で、同社が保険料の二重払いなどで顧客から苦情を受け、保険料を全額返還したケースが2017年4月~19年1月の2年弱で1097件に上ることが5日、分かった。こうした事例は部長らが出席する月例の社内会議に報告されていたという。

関係者によると、全額返金したケースには、郵便局員がより多くの営業手当を得ようと故意に解約を先延ばしし、顧客から新旧契約の保険料を二重徴収した事例などが含まれる。

日本郵政の長門正貢社長は7月31日の記者会見で、かんぽ生命株式の2次売却を行った4月時点で「不正を認識していなかった」と強調。一方、社内会議では多数の不適切契約が以前から報告されていたことになり、経営陣が問題を認識した時期について説明を求める声が強まりそうだ。

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