帰省・旅の負担、少し和らぐ=ガソリン、昨年お盆の7円安

経済・ビジネス

夏休みの行楽シーズンが本格化し、お盆を控える中、ガソリン価格が下落している。資源エネルギー庁が7日公表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(5日時点)は全国平均で145円50銭。価格が高騰し懐が痛んだ昨年のお盆前に比べて7円近く値下がりしており、今週末からの3連休を挟み、車で帰省や旅行に出掛ける人には負担が少々和らぎそうだ。

横浜市に住む30代の男性会社員は、昨年のお盆に新幹線を利用して大阪に帰省。今年は車に戻すつもりだが、車を購入した4年前の秋のレギュラー価格は130円台で推移しており、「まだ安いとは思わない。不要な外出は減らす」と話す。大阪市の50代の主婦からは「猛暑だけど午前中や夕方はなるべく乗らず、ガソリン代を少しでも浮かす」といった生活防衛策が聞こえてくる。

昨年のお盆シーズンのガソリン価格は152円10銭で、今年は約5%安いことになる。今週は33都道府県で値下がりし、下げ幅は滋賀(2.2円)、愛知と富山(各0.9円)、北海道と青森と山口(各0.7円)が目立った。秋田、熊本など8県は横ばいで、福島、石川を含む6県では値上がりした。

今年に入り、米国とイランの対立激化に伴って中東情勢が緊迫化し原油価格は高騰。ガソリン価格は4月下旬からのゴールデンウイーク(GW)期間中に150円前後と高止まりした。その後は、長引く米中貿易摩擦を背景に世界経済の減速懸念から下落傾向にある。米中による制裁の応酬に解決の糸口は見えず、調査を担当する石油情報センターは、ガソリン価格の動向について「当面はさらに下がっていく可能性が高い」と予想している。

レギュラーガソリンの平均価格が前週から0・9円下がった富山県のガソリンスタンド=7日、富山市レギュラーガソリンの平均価格が前週から0・9円下がった富山県のガソリンスタンド=7日、富山市

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