対韓輸出、一部を許可=半導体材料、管理厳格化後初-問題あれば規制拡大・政府

政治・外交

政府は8日、輸出管理を厳格化した韓国向け半導体材料の3品目の一部契約について輸出を許可したと発表した。経済産業省が個別審査した結果、「安全保障上の懸念がない」と判断した。輸出許可が出たのは先月4日の厳格後初めて。韓国政府によると、許可を受けた契約は半導体基板に塗るレジスト(感光材)だという。

一方、経産省は韓国の貿易管理体制の不備は解消されていないとみて、厳格な審査は続ける。世耕弘成経産相は8日の閣議後記者会見で、半導体3品目以外にも不適切事例が見つかれば「個別許可申請の対象に追加する」と表明。軍事転用可能な技術が拡大していることから、現在未規制の品目についても厳格な規制対象に加えることを米欧など主要関係国と検討したい考えを示した。

世耕氏は会見で、個別の輸出許可について「厳正な審査を経て、安全保障上の懸念がない取引だと確認できた最初の案件について既に付与している」と表明。「韓国から禁輸措置との批判があり、例外的に公表した」と説明した。個別審査は原則90日以内とされ、最初の許可決定は1カ月程度で出たことになる。

閣議後に記者会見する世耕弘成経済産業相=8日午前、経産省閣議後に記者会見する世耕弘成経済産業相=8日午前、経産省

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